TOPNIKE OLD SWOOSH|7|101112
All Smiles


onitsuka MARUP NYLON SP
VS nike MARATHON BLUE

vs_country
 バウアーマンがまだBRS社としてオニツカタイガーと業務提携している頃オニツカタイガーが1954年から発売を開始して少しずつ進化しているマラソンシューズ「マラップ」にナイロン地を仕様させる案を思いつきました。
1967年それが世界初のナイロンシューズ「マラップナイロン」の誕生です。
マラップナイロンはそれこそ古くはエノケン、近年じゃセカチュウ、ミスチルのように通称「エヌ(N)マラ」と呼ばれる位人気を集めたといいます。その後トゥの補強を着けたりして改良されたのがこのオニツカ「マラップナイロンSP」左側のシューズです。
発売当初なんて40万足以上売れたという記録が残ってる程の大ヒット商品だったそうです。
その後1971年BRS社はオニツカと事実上決別をしNIKEが出来上がる訳ですが、当時のこのマラップナイロンSPが売れたのもこのバウアーマンのアイデアなくしては語れません。いくつかの問題は当然あったもののコルテッツ、オーボリ同様立ち上げたばかりの自社ブランドに「お持ち帰り」をしたのがこの右側のシューズNIKE「マラソン」なのです。


  っという訳で今回のVSシリーズは同じシューズのメーカー違い比べというところに焦点をあててみたいと思います。
二つ並べてみれば分かりますがはっきりいってソックリです。当然といえば当然でしょうが現代からしたら同じスポーツショップに違うメーカーの同じシューズが売られてるなんて考えられない事ですよね。しかも今回はシェランVSカントリーの時の様にコージー冨田とタモリを比べるのではなく、いうなればおすぎとピーコを比べるようなものなんですから。(まぁまぁ冷めずに読んでくださいw。)
さて、こうしてじっくり両者を見てるものの、流石この両モデル違うところをあげるならアゲアシをとる事くらいしか出来ません。面白い程にアッパーのスウッシュ、ソールのnikeマークがOnitsukaになっているだけであとは本気の間違い探しをするしかない位そっくりです。
ところで肝心な「違い」ですが、いくらスニーカー好きといっても覚える必要はないでしょうが一応あげておきます。
 ・アウトソールの模様がよく見ると少し違う。
 ・履き口の内側の補強方法が違う。
 ・ま、一番大事なのはマラソンにはインソールに「スペンコインソール」がナイキなので入ってます。
こんなとこでしょうか…。
ただ今回あえてこのシューズをVSシリーズにピックアップした理由は今迄と少し違います。何故ならばこの「違わない」というところを伝えたかったのですから。

MARUP NYLON SP
country
MARATHON BLUE
chelan
countrysole ccountryside chelansole chelanback
見比べてみると分かりますが少し模様が違います。中央には『Onitsuka Tiger』のマークが。 履き口の中は非常にシンプル。かかとを踏んでも変なクセがつかなそう。 ソールの素材がプラスチックの様に固い。勿論両者その素材も一緒です。 垂直に補強が入っているのでかかとが気持ち立ちます。唯一の進化!?
 オニツカから離れた初期のNIKEがモデル名を変えて(時にはそのモデル名を裁判で取り合いして)同じシューズを発表していった訳ですが、実際どれ位同じものを扱い合っていたのか目で見てもらいたかったのです。
こうして掘っていくと初期のNIKEのシューズの先祖はかなりオニツカと関わっているので、オニツカの歴史へとさかのぼって研究してみるのも大変興味深いと思います。
ちなみにこの「マラップ」という名称は「マラソンアップ」の省略造語なんですが、その後NIKEがつけた名前も「マラソン」とは中々根性がありますw。
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