TOPNIKE OLD SWOOSH|1|101112
All Smiles


 NILON CORTEZ
USA  VS  JAPAN

cortez-vs
 VSシリーズは今後も適度に行っていこうと思いますが、まず初回は自分も大好きなナイロンコルテッツの生産国の対決に焦点を当ててみたいと思います。基本的には当時お店で何の区別も付けられないまま平気でこんなに違うシューズを売っていたんだから驚きです。言うならば近年の人気シューズを真似て作る『フェイク』の方がまだ似ています。まぁとにかくこの2国のコルテッツをこれからバッチリ比較してみましょう。
 まずは下の写真向かって左側がUSA製、右側が日本製のナイロンコルテッツです。細かいディティールの前に数の話をしますとこのインラインカラーの2つは圧倒的に日本製の方が多いです。しかも日本製の方が各部劣化もしにくいので、程度の良い物を探すとしたら尚更でしょう。
 さて、一体何が劣化しやすいか。それはまず一番大きいのは日本製がスポンジを使っている部分に対し、USA製は全てポリウレタンフォームという素材を使っているところです。こいつがタチが悪い。年数が経つと加水分解して粉の様になってしまうのです。だからこのコルテッツに限らずUSA製のタンはペレペラなものが多いのです。タンの劣化は有名ですが、実は見えない所もこいつに犯されてしまっています。それはボディのナイロンの中です。触ってみると明らかに分かりますが、日本製はしっかりした作りで手触りもフカフカしています。…がUSA製はペラペラ。それは正にそのナイロンの中のポリウレタンフォームが粉になってしまっているからなのです。
 なんとなくこの事一つに対しても日本人の仕事のキメの細かさ、お国柄が見えてくる様なきがしますよね。

 さてさて、ここからはディティールを比べてみます。ぱっと見横からの形を見ても分かる通り日本製は明らかにスウッシュが細くタンが短いです。しかもアウトソールが厚くヒールカップが小さいのが特徴です。全体的な形も丸みを帯びているUSA製に対し日本製はスマートなのが印象的です。細かいステッチングを見ても日本製の方が明らかに出来がいいのも分かります。
 それと写真で見ても分かりますがヒール部が紺×白のこれと、SPコルテッツの橙×白に限り逆色になっています。わざとじゃないとしたらかなりいい加減だった事がすごくよく分かります。しかも黒×橙に至っては日本製の履き口の中が白に対しUSA製はボディ色の黒になっています。
っとまぁここまで色々書いてきましたが最後に言える事は一つ。とにかくこの2国のコルテッツは明らかに違うシューズといっていい程別の物のようです。
MADE IN USA
cortez-vsusa
MADE IN JAPAN
cortez-vsjp
cortez-vsyelljp cortezbackusa-vs cortez-vsyellusa cortezback-vsjp
スウッシュも太く全体的に丸いシルエット。タンも長めなのが特徴。 ヒールカップのステッチがV字なのが特徴。配色が紺白、橙白に限りヒール部がボディカラー。 スウッシュは細く全体的にスマート。タンは短めでnikeロゴが見え辛い。 ヒールカップのステッチが中央の割れ目内。配色が紺白、橙白に限りヒール部がスウッシュカラーの白で縦NIKE部がボディカラー。

PAGE TOP NEXT>>
Copyright(c) SINCE 2005 All Smiles, Inc. All rights reserved.