TOPNIKE OLD SWOOSH|6|101112
All Smiles


ASTRO-GRABBER
1st VS 2nd

vs_country
 1974年NIKEは陸上競技以外でも積極的にシューズを開発していき、アメリカポピュラースポーツのフットボールシューズに目を付けこのアストログラバを発表しました。
人工芝とも相性が良いワッフルソールを他シューズに比べ異常なほどアッパーからはみ出させた風貌、通気性の良いコットンを大胆に編み込みメッシュで仕立て軽量化を計ったアイデア、この二つの特徴から豪快なスポーツにピッタリの見た目に仕上げています。
さてこのアストログラバ、マニアの間では筆記体のモデルも存在する事からマニアックな用途シューズでありながら中々名前が通っているシューズですが、前期型と後期型がある事があまり知られてないようなので今回はその事について触れてみたいと思います。ちなみに両シューズ共日本製です。


  左側にあるのが前期型、右にあるのが後期型になるのですがこうして見ると一目瞭然。アッパーのつま先スエード部の補強の形状が全く違います。
スポーツこそ違いますがそれはまるでメッシュランニングシューズのLD-1000からLDV(LD-1000V)に進化した流れとそっくりです。何となく前期型より後期型の方がスマートになった感じもそうですが、何よりこのマイナーチェンジの時代がほぼ同時期なんです。
前期型は始め筆記体で発売したので筆記体のものもあります。後期型は勿論ブロック体のみです。当時商品開発スタッフがシューズをより良くする為にオセアニアやロードランナーなどの補強をさらに簡素化したこのU字型の補強を取り入れる事にし、エリートやワッフルレーサーなどを開発したのでしょうが現存するLD-1000やこのアストログラバにも装着させようとした経緯がなんとなく目に浮かびます。
事実その後ワッフルトレーナーも「2」を発売した時補強部のモデルチェンジは同様でしたので、この新しい補強はNIKEの中で一つの転機となったのでしょう。勿論この補強の形はデザインこそ少しづつ複雑になっていきますが、後のモデル達にも大きく遺伝されていくディティールになりました。
1stTYPE
country
2ndTYPE
chelan
countrysole ccountryside chelansole chelanback
ブルインやコルテッツ等と似ているトゥガード。但しシューズを囲む様にキャンバス地の補強も別でしている為、後期型のガードの方がより合理的なようだ。 後期型と比べて全体的になんとなくゴツくて古い形が印象的。 LD-Vやワッフルレーサー等80年代風な補強に変更。シューズの前部をスエードが囲む。 少し全体的に平べったくなった印象。

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