このシューズも昔はレアで中々売っているのを見たことがありませんでしたねぇ。今もさほど多いとは思えませんが、やはりシューズが白地じゃないってのも
あり黒黄や紺黄と並んで人気がありました。
ただ最近になってから数年前のスニーカーバブルの時に大量に作られたフェイク達が人々に履かれ、おもいっきりUSEDな状態で古着市場に未だ君臨しています。
バブル時は「やけにミッドソールが白くて新しい」とか「ボディが新し過ぎ」とかいう「新しさ」でフェイクっぽく判断してた方もいらっしゃるとは思いますが、最近はその感覚が通用しにくくなりました。いずれ「シューズトピックスコーナー」にてダンクのフェイクについては取り上げようと思ってますので、是非参考にしてくださいね。
ちなみにダンクだけではなくターミネーター、ジョーダンもそうですが、85〜6年のこのタイプのバスケットシューズを履くにあたりもう一つ気付いた点があります。新品のものなら問題はないのですが、これらのレザーシューズはアウトソールこそ変わらぬ大きさで保たれていますが、今日までの保存状態でかなりシューズの内部の形が変わってしまっているのです。
だから自分には履けないと思ってスルーする様なシューズも表記サイズに惑わされず一応履いてみた方 が良いと思います。物によっては主観ですがハーフサイズ位履いた感じが前後するのも普通にありますよ。
現存数も限りがある上、当然オリジナルは増える事がないのでマイサイズでコンディションが良いのも中々出会えなくなりました。とにかく履ける環境で見つけたシューズは表記サイズに惑わされず履いて確かめて損する事はないと思います。 |
このシューズ一目見るとSPコルテッツのUSCカラーですが、何と生産国は台湾製です。基本的にSPコルテッツは日本製と米国製しかないので今回のこのシューズはSPコルテッツとは別にこうして単独でご紹介しています。…が、SPコルテッツが一体何年で生産を終了しているのか分からない為すごく微妙な存在ですよね。
この色で台湾製でコルテッツ似なのはコルテッツが3層ソールに対し2層ソールで作られているコルテッツの廉価版「モントレー」が有名(?)ですが、これはきちんと3層から形成されているしアッパーの形状から見ても紛れも無く「コルテッツ」です。しかもアウトソールはブロック体の表記。年代も1979年に作られている事もシューズの入口に表記されているので、もしかしたら一般販売されていないサンプルか何かでしょうか。
ワッフルトレーナーもこの位の時代になると台湾製で見たこともないカラーが出てきたりします。それにこのパターンのUCLAカラーも見た様な記憶もあります。段々80年代に近づいてくるとNIKEの生産シェアもかなり拡大されていっているので訳分からないモデルが出てきたりもするんですよね。是非このシューズの箱のモデル名を見たいものです。
ちなみにサイズは表記8で自分のオレゴンカラーSPコルテッツが8なのでソールを合わせたところ殆ど同サイズですし、シューレースの穴も7つずつあいているのでどうやらレディスのセニョリータコルテッツでもなさそうです。まぁ何にしても珍しいシューズではありますから色々想像してみるのもコレクションの楽しみの一つでしょう。
とにかくカラーリングも良いし、そこそこワイズも細く格好良いので履くにはとても都合の良いシューズです。 |
このシューズはかわいそうな奴ですよ。本当はかなり数の少ないイギリスのみで販売されていた貴重なシューズなんですが、5〜6年前位かな…市場でいきなりこのシューズそっくりな『フレイム』なるスパイクのソールにワッフルソールをくっつけたシューズが沢山出回りましてねえ。あっという間に見慣れたシューズにされてしまいました。
あの出来事は一体なんだったんでしょうかねぇ。一時期どこのショップに行ってもそれが並んでましたよ。あれは一般の個人が改造したとは思えなかった数だったんでどこかの企業絡みでしょう。誰かあの真相を知ってる方いらっしゃいませんか?噂しか聞いた事がないんで。
ちなみにアッパーの形状だけでなく、ソールなんか全然違うんですけどね。しかもハワイ限定で柄こそ違いますが形は極似のアロハに人気もかなり負けてます。格好良さなら全然上だと思うんですがね。なんかしら不運なシューズです。 |
1976年夏、現在でもバリバリ発行されている雑誌ポパイの創刊号の見開きカラーページで紹介された伝説のシューズ『ワッフルトレーナー赤×白』。後にUCLAカラー青×黄に変更されたので、かなり現存数が少ないシューズの一つです。これは友人から譲ってもらったものですが、(向かって左側)彼は渋谷のショップで発見して即買いをしたそうです。
私もかなりショップを回ってチェックしていますが、ネット以外でこのシューズを普通に店頭で売っているのを1回しか見た事ありません。ちなみにその1回も買いましたけどね(向かって右側)。
昔、千葉の有名ショップで緑ソールの参考商品を見た事がありますが、あれはオリジナルソールではなく当時ナイキがソールの張り替えサービスを行っていて、オレゴンワッフルのソールを付けたシューズなんだそうです。
何にしてもナイキのランニングシューズの歴史を語る上では最も重要なシューズの一つです。 |