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「ナイキクロニクル デラックス-NIKE CHRONICLE DELUXE-」表紙

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「ナイキクロニクル デラックス-NIKE CHRONICLE DELUXE-」が出来るまで

~コンテンツ~
1. ナイキクロニクルを作り直す
2. 二冊目だから出来ること
3. Detail【ディテールを追う】
4. Chronological Table【年表】
5. 70sシューズに付く五つ星【希少性】(前編)
6. 70sシューズに付く五つ星【希少性】(後編)
7. 感謝



1. ナイキクロニクルを作り直す

2011年5月。丁度今から5年前の出来事である。
当ホームページもその日以来ずっと扉ページに掲げていたが、ヴィンテージナイキ大全集と呼んでも過言ではない『ナイキ クロニクル』が出版されそれに私は大きく関わった。
この本が出来てからある意味ナイキコレクターとしてゴールテープを切ったというか、精神的に成仏出来たというか、そんな気持ちで生活をしていたし それでも大好きなヴィンテージナイキとは自分なりに上手に付き合っていた。
相変わらず年に一度のナイキコレクターの集まりも同じ熱で続いており、必ず誰かがこの分厚い重い本を持ってきてくれてはズラリと並べられたスニーカーの横に自然に置いてある。
そんな5年の月日が流れた中、エイ出版さんから新たな楽しそうなお誘いが舞い降りてきたのだ。
久しぶりにまた満行さんと陽介君と3人揃い、Clutchの副編集長になっていた三浦さんと再会した。
聞くと、ここ2年位の間でこのナイキクロニクルが海外で売れまくりムック本にしては異例の3万部を売り切ったらしく、海外に視野を入れて左綴じ(右側が開く状態のもの)でクロニクルを作り直したいというお話だった。それも85年のダンク、ターミ、ジョーダン等も新しく入れて、ヴィンテージナイキの完全版にしたいという。
その話を聞いた時の我々3人の気持ちは一緒だった。
実は前回 のこちらのページを読んで頂ければ分かるように、かなりギチギチのスケジュールで、これはこれで本当に熱かったし刺激的で最高の思い出にはなっていたんだが、出来上がりの誤植や表現の微妙さ、なんでこのスニーカーがこんなデカく載っててあの大事なスニーカーはこんな小さいの?みたいな事が本を見ても分かるように沢山あったのだ。
出版後に色々なところから多大なご評価を頂き嬉しかったのだが、前回の発売後の3人での夢達成出版記念打ち上げの時には既に満行さんのクロニクルには沢山の付箋紙と赤入れがしてあった。
夢は叶いとても嬉しかったが、どうせならもっときちんと監修して完全なものにしたかったよねー。勿体無かったねー。それがその後の3人の合言葉になっていたのだ。
我々は三浦さんに伝えた。
「どうせやるなら今回はそこも拘らさせてください。〆切も大事ですが、出版する前に全てのページをチェックしてから本にして欲しいです。」と。
その時は三浦さんもどこまで叶えられるか不安そうな顔をしてたものの、努力しましょうと言ってくださった。
そして満行さんが「その本の名前は『ナイキクロニクル デラックス』なんてどうかな?」と言った。
レザーコルテッツが進化した時のモデルに付いたあの『デラックス』だ。相変わらずな流石のセンスで我々も大賛成をし、三浦さんも帰って編集長に相談してみると言ってくれた。
そしてまた来週どんな本にしていくか3人の意見を固めて改めてお会いしましょうとなり、益々3人は5年ぶりにテンションが上がっていく。2015年11月18日の事だった。
自分目線なので偏りはあるが、今回の製作の裏側をまた少し残していこうと思う。

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2. 二冊目だから出来ること

今回の出版について整理してみよう。
まず前回は、我々からの持ち込み企画。見開きページに紺白のコルテッツや茶色のルビラージュのバージョン違い等がずらりと並んじゃうようなマニアックな構成で、何百ページものカラーページに我々のコレクションで構成する『ナイキ辞典』を一緒に作ってくれる出版社を探し夢を叶えてもらった。
今回はというと、出版社の方から声をかけてくださり、前回の写真も内容も良いところは全部残し85年バッシュを加えて再編集。前回叶えられなかった表紙等も付いて、少し豪華な本にしてもらえるというわけだ。
その分定価も上がるらしいし前回とバッシュ以外内容はほぼ一緒なんてのも寂しいので、我々が今回出来る事を考えてみた。
あの時から仲間達が手に入れたここに載せたい新たなシューズも沢山増えたし、記念的な要素でもあった多くの仲間のシューズを載せようとしてた前回のやり方とは少し変えて、今載せられる最高の程度の良いシューズに差し替える事にした。要はより良い本を作る事に専念出来る2回目の出版の余裕があるからこそだ。そこは3人共同じ意見だった。
とにかくもう一度作らせてもらえるという行為は本当にありがたかった。前回死ぬほど撮影したあの素材はそのまま残っているし、ここを変えたいという比較対象が形となってあるので、思えばこの2回目こそが本当の意味でゴールテープや成仏に繋がるんだろうなと途中確信したほどだ。
次々と新撮する物を誰に声をかけてみるかとか、どこでそれを撮影するのかとか具体的に打ち合わせが進む中、自分には今回本を再び作るにあたり3つの『やりたい事』を実現したいと思い始めていた。

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3. Detail【ディテールを追う】

前回と違い元々沢山のスニーカー写真があるところからスタートしているので、全体像は早くから想像出来ている。だからこそ新たな事をやってみたいという余裕も生まれるわけだ。
自分はスニーカーと同じくらいヴィンテージデニムも好きで、昔からデニムのムック本も大好きだった。中でもディテールを紹介したり、時代判別を写真でまとめたページはとても勉強になるし、持っているデニムのステッチやリベット等を見比べながら自分のデニムが何年製なのかを調べたりするのは楽しいもんだ。
スニーカーも実物を沢山集め見たり触ったりしてきただけでなく、当時のチラシやカタログ等で色々なディテールの違いが各シューズにあるのもわかってきた。
前回のクロニクルでもそういうところは触れたいなと思い何足か写真と共に解説したものもあったんだが、なんせ一足ごとのレイアウトの修正は大変だし、なんとなくゴチャゴチャしてしまって収まりも悪いという印象を拭えなかった。
しかも大体の仕様違いはスニーカーその物を1つ1つ紹介してはいたのでよく見れば分からない事もない状態でもあった。
そこを今回は1つにまとめて親切に巻末に載せたいと思ったのだ。
アッパーの補強やヒールカップの進化、日本製とアメリカ製の違いなどマニア心をくすぐるところをスニーカー別にチョイスして入れ込んだ。そして中でも長く売られてきたヒット商品のナイロンコルテッツやワッフルトレーナーは個別に6つのタイプに分けて仕様変更を紹介した。ここを見れば自分のシューズは大体何年製で、他のと何が違うのかが分かるはずだ。
その他ここは陽介君が大いに活躍してくれたのだが、ほぼ全てのタグの生産国違いやアウトソールだけを集めたページも作った。
実はここで紹介した大半は、10年前に自分のホームページの中に作ったコーナー『OLD Nike School』のネタなのだ。
だから同時に自分が勝手に個人的に作ったホームページのネタが十数年後本当に本になった瞬間でもありとても嬉しかった。
写真のように自分がラフに描いたイメージ通りにページが出来上がるのもとても気持ちが良かったし、同時にやってきた事に需要があった事が証明されたのも嬉しかった。

All Smiles『Old Nike School』のページはこちら(1~12のタブが上部にある)

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4. Chronological Table【年表】

今回自分がやりたかった2つ目の事。それは70年代のナイキスニーカーの年表を作ることだった。
しかも出来ればそこに動物の進化図のように、『このシューズの流れからこのシューズに繋がる 』みたいな事も分かるように描きたいと考えた。それを口に出してみたら満行さんも陽介君も賛成をしてくれたので、三浦さんに提案をしてみた。すると三浦さんものってきてくれた。
「兼近さん、もし実現したらそれは目玉になりますよ。本のページの大きさでは表現出来ないなら大きいポスターにして付録にしちゃいましょう!」えー!そんな事できるんだ。俺だったら欲しいもんなー。でもこんな企画外な事までやる気まんまんのアイデアを出してくれるエイ出版三浦さんの言葉が嬉しくて、「なんとかきちんとしたものを言い出しっぺの自分が作らないとな。」とその時思った。
勿論 満行さんが今までのクロニクルからデラックスに変えていく根本的な内容を思いっきり取り組んでくれてたり、陽介君がナイキの歴史本を読みまくり新たな事実を探したりスーパーコレクションを洗ったり撮影したりしてくれているチームワークがあったからこそ作れた時間だったのは言うまでもないが。
ただ、今まで本当に我々マニア心を躍らせるようなナイキスニーカーの年表を見たことがなかったのでやり甲斐があるプロジェクトだった。
結局何枚描いたのだろう。たまたま捨ててなかったのでその時の下書きを貼っておくが試行錯誤の連続だった。この表の書き方だと分かりづらいかなとか、これじゃ素材違いや進化過程で同グループなのに上下関係に配置出来ないかとか、このシューズ入れるとキリがないから消そうとか、もう改造に改造を重ね、最終的に自分でもやっと納得のいく年表を作る事が出来た。
この年表からは先ほど書いたスニーカーの進化の流れだけでなく、例えばこんな事まで分かる。

  ・ナイロンコルテッツの初期型はどんな形?
  ・オレゴンワッフルて何年間売られてたの?
  ・スペシャルナイロンコルテッツとロードランナーはどっちが早く発売されたの?
  ・エリートで筆記体タグの可能性はあるの?
  ・フォレストヒルズの2ndモデルって何年頃マイナーチェンジしたの?
  ・LD1000とLDVて2年も並行して販売されてたって本当?

等々、、、指で辿るだけで一発で色んなマニアックな事が分かる優れものなのである。
一体どうやって作ったのか。これは本当簡単には説明出来ないくらい深く掘った。それは色々な当時の雑誌の広告から発売年月を見つけたり、この形のこのシューズが載っているカタログは◯年のカタログではあるが、大体◯月頃撮影してるなとか、時には日本ゴム製のシューズに限り一足一足裏地を確かめて数字を確認したりとか。それはそれは色々な角度から陽介君と電話で確かめ合い会って話し合いもした。
その頃の我々はあまりにも詳しくなり過ぎてしまい、2人で「マニアック過ぎてヤバイね」と笑い合ったほどだ。
「フライトの発売は72年3月発売じゃん?でもスーパーコルテッツは4月。」「でも72年1月号の広告にはフライトウェットは載ってるし71年年末には今の形で撮影されてるんだから72年の1月の頭に合わせようよ。」とか凄い深い理由があってそこに置く。
そんな想いが詰まった作り下ろしの年表ポスター。是非上手に切り取るのは難しい作りだが慎重にカッターを入れてトイレにでも貼って欲しいものだ(笑)。
因みに裏のポスターは78年のアメリカカタログをオマージュしたデザインで、今回のクロニクルデラックスらしくレザーコルテッツからジョーダンまで幅広い時代の名品を少しマニアックな目線も敢えて出しつつチョイスした。
最早両A面といっても過言ではない自分が心から欲しい付録を作る事が出来たと思っている。

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5. 70sシューズに付く五つ星【希少性】(前編)

見る人が見たら、昆虫図鑑などとほぼ同じ感覚であろうこのナイキクロニクルデラックス。
沢山のナイキシューズを見せても一体何がどう凄いのか全く分からない人の方が多いであろう。
今回はなるべく文章を読めばどう希少なのか少しは分かるように作ったつもりではあるがそれでも限界はある。
なので少しでもこの感覚が伝わるように敢えて不可能なランク付けをしてみようと考えた。
本の出版のお話をいただいたスタート時は今回やりたいとミーティングで口には出していたものの、実は制作過程ですっかり言い出すのを忘れてしまっていたのだ。
今回、マニアックながらもなるべく読み手の方が分かりやすく優しい作りにしたいなと考えてた事も多かったので、これが抜けてたのを突然再度思い出したのは遅すぎるページ構成後だった。
何を基準にどうやって★を付けていくのか曖昧だし正解はないし不安でもあったが、とにかく趣旨を再度満行さんと陽介君に説明。まぁほぼほぼ後でゆっくり説明するからという緩い状況の中、実際に1つ1つに★を付けるなら大半のページのデザインに関わってくる事なので急いで三浦さんに連絡をした。
すると三浦さんは、それは面白いし興味深いのでこれからそのスペースを作るのは厳しいですが、なんとか構成をし直してみますと言ってくださった。
さぁ動かしてしまったぞ。この答えのない評価、自分の頭にはなんとなくある正解が果たして形に出来るのか少し不安ではあったがこっちには満行さんと陽介君がいるんだ。困ったら更にやまぞう君を筆頭に沢山の仲間もいる。最後はきっとやった方が良かったってなるに違いないという確信は密かにあった。

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6. 70sシューズに付く五つ星【希少性】(後編)

そもそも何故これを思い付いたかというとヴィンテージナイキが世に流行りだした頃、当時はまだ何が本当にレアでどんな金額が妥当なのかさえ滅茶苦茶だった。それがメインの情報源となりそこまで大きく訂正もされぬまま今日まできているのが現状だ。
今でこそLDVやワッフルトレーナーは数が多いシューズだと分かってはきたが、LD1000のブロック体は勿論、実はレアと言われてるナイトトラックやル・ビラーシュも中々数が多い。
そんな事を陽介君とのスニ談話では出ていて、赤白ワッフルとLD1000の紺黄て数近いよね?とかスペシャルナイロンコルテッツは橙白と黄緑がやはり少ないね、とか長年追い続けてるからこそなんとなく分かる現存数についての感覚が近い事はかなり前から感じていた。
今回のこの【希少性】は現存数は勿論大事だがそれだけを表すものではなく、そのシューズ自体の人気や需要度も踏まえベテランコレクターが収集する上で関係する要素をまるでレストランをランク付けするミシュランのように★5つを満点に付けていった。例えば、人気だけ言えばスティングなんて最上級だが、数があるので高いお金を出せば入手するのはそこまで困難ではない。そういう点も査定にひびくルールだ。
しかしとてもじゃないけど5つの階段に分けるのは難しかったので★半分という表記も入れた。これで実質10段階になったのだが、それでも難しいものは難しかった。しかも評価も難しければこのオリジナルな基準の評価自体の名称付けも悩んだ。最終的には三浦さんの助言もありこの【希少性】という名前に落ち着いたが、なんとなく世の中にある言葉を当てはめるのに抵抗があった。
しかもその悩んでる時に満行さんが考えてくれた【 Collector's Value】というのも捨てがたかった。ミシュランの様に様々な要素を考えてのランク付けだし、★が1つしかない事は悪い事ではなく★がある事自体が素晴らしい事も伝えたかったし、こうなったら横文字にしたりしてあやふや感とういうかそういう言葉をカッコよく作っちゃえば一番いいのかなとも。
でも結局分かりづらくなるだけという理由もあり、結果的には総合しても【希少性】という言葉に近いものだしそれならば注意書きを付けてくださいというところで話しはまとまった。
だから今回、この【希少性】という言葉については表紙を2枚めくった目次の1ページ目に説明書きが記載してあるのだ。
そんな訳でこの今回の五つ星評価、動物で例えるならば、人気のライオンや象に五つ星が付く訳ではなく、特定の動物園でしか見れない、又は最早絶滅種に近い、レオポン?、ホワイトタイガー?、マンモス?みたいな物に★が多くつくような大人の動物図鑑的評価になっているので注意してご覧頂きたい。
いつか『クロニクル評価で4つ星が付いてるシューズを手に入れた』等と世間で基準になれば尚嬉しいと思っている。

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7. 感謝

上記に今まで書いたお話は今回の純新規のページでも自分がメインで関わったところで、全体から見たらどちらかというとサブ的な部分だ。
メインページで大きく変わったのは85年組のバスケットシューズの参入。ここにも何人もの新たな方々が惜しげも無く撮影提供をしてくださった。KBSの木本さんも2つ返事で素晴らしい沢山のスニーカーを入れてくださったし、五島さんにも素晴らしいジョーダンコレクションを撮らせてくださった。五島さんはまだお会いした事がないので今後お会いする機会が楽しみだ。
あとやまぞう君にはいつも色々頼ってしまい、今回も要所要所で手伝ってもらった。ブルイン系の希少性も我がチームきってのバッシュ好きコンビのカジ君&とも君に監修してもらったり本当に色々な仲間達に助けてもらっている。
その他今回、ヴィンテージナイキキングの陽介君が手に入れたプリモントリオールのオレゴンカラーは表紙にも抜擢されデラックスの顔的マスコットになった。その他も彼は特に新たなシューズを5年前から着々と増やしていて何気に更にランクアップした本を支えてくれている。
そして今回我がエース満行さんの活躍も本当に尊敬に値するほどだった。
元々クロニクルの白黒ページの全ページが3人に配られ、誤植は勿論文を丸ごと作り直したり、ここにこの資料をくっつけよう、写真の見せ方をこうしようなど総合プロデューサーの名に相応しい活躍ぶりだった。お陰で本当に出来上がりの本を見ると前作に比べ綺麗に見やすくスニーカーやウエアが並んでいて気持ちが良い仕上がりだ。
最終校了のもう1段階前の誤植チェックや希少性ミーティング、ディテール&年表報告の為に休みの日に夕方から満行さんと待ち合わせたのだが、人生初めての10時間ファミレスを野郎二人きりで過ごすという考えられない経験もさせていただいた。しかも、途中からスエットを満行さんが脱いだのだが、暫く互いに仲間内で作ったNIKEMANIAの全く同じTシャツを着てミーティングしていた為、周りからはきっとゲイのファミレスデートだと思われたに違いない(笑)。
とにかくこのスーパープロデューサー満行さんと、コレクターキング陽介君の2人と並びサザンのコピーバンドの私という大変恐れ多い席を5年間同じチームで2冊一緒に作らせてもらった事は本当に私の人生の宝になったし、改めて感謝の言葉を言いたい。
しかもスニーカーが縁で知り合えた熱過ぎる沢山の仲間達の5年間のスニーカーが合わさり、恐らくこの先いつになってもきっと真似できないこの偉大な本を世界に見てもらえる環境で出版出来た事は本当に感無量と言えるだろう。
エイ出版の三浦さんも本当に頑張ってくれた。寝る間も惜しみ、結局鶴見にも二回も来てくれて、一回なんて明るくなるまで語り合ってしまった。頭の回転も早いし、しかもヴィンテージをこよなく愛してる。今回三浦さんが担当してくれて本当に良かったと思っている。
そしてこの先この本がヴィンテージナイキの全世界の知識が少しでも向上する事に役立ち、まだまだ埋もれている新たな発見を期待して この『ナイキクロニクルデラックスが出来るまで』を締め括ろうと思う。
今回リスペクトする芥川さんにもこの本に大事な写真を提供して頂きお名前をクレジットさせて頂いた。初めて同じナイキの本で同じページに名前が並んだ事もそしてそれがナイキクロニクルデラックスだった事も大変嬉しく思ってる。
このホームページを作った時に、こんな本を作りたいなーと思いそれが今回形になった誇りの一冊となった。
読めば読むほど、今や10年以上も前の本なのにブルーリボンズはやはり凄い本です。

1995年 BoonEXTRA スニーカーメガヒッツ300
2005年 芥川さんのBlue RIBBONS
2011年 ナイキクロニクル
2016年 ナイキクロニクルデラックス

独断と偏見で勝手にヴィンテージナイキの本を並べてみた。
2021年頃にまた何か面白い事が出来たらいいなあなんて勝手に思っている。


2016年4月吉日
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