TOPNIKE OLD SWOOSH|NIKE NAVY|NIKE NAVY2NIKE NAVY3
All Smiles

コルテッツ紺×白
NILON CORTEZ
NAVY/WHITE

コルテッツ2DX
LEATHER CORTEZ DX2
NAVY/SKYBLUE

ナイロンコルテッツ1st2
NYLON CORTEZ 1st 2
NAVY/WHITE

ワッフルトレーニング
WAFFLE TRAINING
NAVY/WHITE
どうも集め出すときりがないビンテージランニングシューズ。元々は奇抜なカラーリングに一目惚れして「人とは違うスニーカーを穿く」というファッションアイテムとして買い始めました。
その後色々な鮮やかなカラーシューズを買い足し、沢山の名作を知り、気が付くと虜になっていた訳なんですが、だんだんコレクションを極めていくと「持ってなきゃいけない。」というコレクターしか分からない妙な感情がでてきます。
勿論「ほしい」と思う物を買えば良いんですが、それだけではままならない場面が出てくるんです。
昔、泉麻人氏がコレクションは「マス埋め」だと面白い表現をしたのを何かの雑誌で読んだことがあります。ある程度マスが埋まるとさらに大きい碁盤に換え、又埋めては碁盤を大きくし戦いは続く。前説が長くなりましたが何を言いたかったと云うと、このシューズがそんな気持ちの「必然の通り道」になりやっと買ったシューズなんです。
ある程度シューズを揃え、自分はコルテッツが一番好きな事が分かり、SPコルテッツも七色揃えました。しかしオリジナルカラーのこの紺白をしばらく手に入れてなかったのです。他にも紺白のシューズはいくつも持ってたしそれ程恰好良いとも思えなかったのですが、好きなシューズのオリジナルカラーは何か持ってないといけない様な気がしましてね。 まぁ一般の方からしたらマニアの戯言にしか聞こえないんでしょうが、とにかくこれで少しすっきりした訳です。
そのうちコルテッツの生産国のディテール比べでもしようと思っています。

このシューズは結構活躍してるんだよなぁ。何と言ってもこの渋い配色が格好いいのでデニム以外でも色の濃い細身のパンツとかにも合うしすごく活躍の場が広いシューズです。
コルテッツ2と言ってもまだこの頃は現行モデルのまるでおはぎの様な丸っぽい形ではなくワイズも細くて格好いいし、ウエスタンブーツの様に履けば履く程自分の足の形にレザー特有のシワが出来て実に育てがいのあるシューズです。 ただしその反面、他の時期のシューズに比べてかなり劣化がしやすいです。ソールの加水分解や履き口のはがれとかではないんですが、丁度縦NIKEの部分やスウッシュの水色の部分がパリパリ剥がれていってしまい、しかもソールの減りも異常に早いです。このシリーズは他に水色×紺や灰色×赤がありますが全てそうなので購入時、購入後是非気をつけてくださいね。
ちなみに一つは高円寺の今は亡きショップで随分前に買ったんですが、そんな事から個人買で買い直ししちゃいました。
このシューズを履くと、買ってからすぐ友達と花火&バーベキューみたいな企画に行った時の事を思い出します。このスニーカーの価値が分からない女の子に冗談で花火の火花を直接当てられアッパーが真っ白になって「殺意」が出た日の事をねw。まぁティッシュで拭いたらちゃんと取れたんですけどあれはマジでビビりました。
皆さん、花火の火花を浴びせても大丈夫なんですよ…と超要らない豆知識をプレゼントです。
退化というよりある意味簡素化していた部分をレザーコルテッツのように贅沢に装着したという言い方が正しいのでしょうか…。
このナイロンコルテッツはシンプルな明るいブルーの1stナイロンコルテッツの後継モデルです。NIKEのシューズもこの頃になると明るいブルーのナイロンシューズから青系はこの濃いブルーへと移り変わっていく時代になっていきます。
NIKEがオニツカと離れた瞬間のモデルは、マラソンしかりオーボリしかりナイロシューズはその明るいブルーと赤が主流でした。しかし、オーボリやこのコルテッツもこうして紺白が発売されるようになり、暫くこのカラーとして他のモデルにも見られるようになっていきます。憶測ですが色様々なユニフォーム等に無難に合わせやすいカラーなので主流になったのではないかと睨んでます。
ところでこのモデルは丁度1stタイプのナイロンコルテッツと、SPコルテッツの形に変わる間のモデルなので生産期間が短いです。故に中々市場でお目にかかる事が少ないシューズでもあります。
余談ですが筆記体時代のナイロンコルテッツは全部で大きく分けて先程あげた3モデルが存在する訳ですが何故か当時よく見られた「赤×白」のモデルを見た事がありませんし、他の同時代のモデル例えばオレゴンワッフルやワッフルトレーナー、オーボリ等は存在するのに何となく不思議な感じがしますよね。個人的にはこのモデルの赤×白なんかかっこいいのでサンプルとかでも発見されると面白いんではないかと期待してるんですけどね。
『オーボリと共通したアッパーは快適』と当時の広告に載せていた時代がある初期のワッフルトレーナー。正にこの写真のシューズがそれです。
皆さんよくご存知なワッフルトレーナーの初期モデルになるのですが、爪先の補強がまだ無い上、ミッドソールもストレートなかまぼこソールなので後のワッフルトレーナーと比べるとまるで違うスニーカーに改良された事になります。ただアッパーはボストン、ミッドソールはコルテッツ、アウトソールがワッフルソールと初期のNIKEのオールスターみたいなこのシューズはとても気に入っています。
ボストンのアッパーとはいえヒール部の補強はワッフルトレーナー風になってきているのでこの進化の途中の姿がNIKEの開発の裏を見ている様でマニア心をくすぐられます。 このシューズは他に赤白も存在します。当時NIKEは、ナイロンスニーカーといえば明るいブルーと赤からネイビーと赤に変わってきた頃で他の色は中々作りませんでした。そしてこの後今の形のワッフルトレーナーになる訳なんですが、赤白一色でワッフルトレーナーが発売されたかの様に思われていますが紺白もあります。
ちなみに当時の広告ではこのシューズを既に「ワッフルトレーナー」と呼んでる事からシューズ名が書いてある箱が発見される前までは「ワッフルトレーナー初期型」としか呼べなかったはずです。NIKEも日々試行錯誤していて、シューズも名前もより良くしようと予告なく変更していく当時のアバウトさが時代を感じますね。補強付きの新ワッフルトレーナーが完成した時、一つの広告に両方の写真が載せられた所謂世代交代の瞬間のチラシを所有してますが、在庫処分のように全然違う金額が付いているのでとても面白いです。
このワッフルトレーニングはヒールカップを付けた第一号商品として今後のNIKEシューズに影響を与えたシューズでもあります。因みにこのシューズの購入先は渋谷の某有名ショップですが、売ってるスタッフもボストンのソール張替えだと思ってたそうです。そんなジャンク扱いで発見出来る事もあるのでこの宝探しはやめられません。


PAGE TOP NEXT>>
Copyright(c) 2005 All Smiles, Inc. All rights reserved.